Drees Room 特別編
イヴリー・ギトリス

1922年生まれ、世界最高齢のヴァイオリニスト、巨匠イヴリー・ギトリスから日本の皆様にメッセージが届きました。
愛し、敬う誰かが悲劇に遭遇している時、何を語ればよいのだろう?
愛していると伝える?
その通り・・。
それこそ、私が第2の故郷と考える日本と、日本の皆さんに伝えたいことです。
皆さんのことをいつも想っています。
私に何かできることがあるなら教えてください。私は最善を尽くしたいと思います。
今私に出来ること、それは皆さんにこう伝えること
━━「私の心、そしてヴァイオリンはあなたのそばにいます」。
もしもそれが皆さんの助けになるのなら、私はすぐにでも日本を訪れるでしょう!
今日本で起こっていることは世界全体への警告であり、私は世界がここから何かを学ぶことを望んでいます。
しかし今はなにより、被災者の人々を愛し、その勇気を称賛しながら、
より良い日が来るようにと希望を抱き、祈るだけです。
あなたの友人そして兄弟
イヴリー・ギトリス


プロフィール Profile
イヴリー・ギトリス
ivry Gitlis
1922年イスラエルのハイファ生まれ。5歳でヴァイオリンを始め、7歳で最初の演奏会を開く。演奏を聴いたフーベルマンに見出されてフランスに渡り、12歳でパリ音楽院を首席で卒業。その後もジョルジュ・エネスコ、ジャック・ティボー、カール・フレッシュ等、名ヴァイオリニストの下で研鑽を積む。1951年ロン=ティボー国際音楽コンクールに入賞、56年にアメリカデビューを果たし、超絶技巧の天才ヴァイオリニストとして世界的な賞賛を博し、活躍の舞台を全世界に広げる。 19世紀の演奏様式、音楽感を伝える希少な演奏家で、カザルス、ハイフェッツ、ゼルキン、オーマンディ、セル、ホーレンシュタイン、クリュイタンスなど歴史上の名匠と共演を行い、「別府アルゲリッチ音楽祭」の共演で有名なアルゲリッチを始め、バレンボイム、メータ、インバル、デュトワ、パリ管弦楽団、ニューヨーク・フィル、ベルリン・フィル、ウィーン・フィル、コンセルトヘボウ管弦楽団、レニングラード・フィル等々、多くの一流演奏家から招聘を受けている。 1950年から開始したレコーディングの経歴も豊富で、ACCフランス・ディスク大賞、米ヘラルド・トリビューン年間ベスト・レコーディング等各国で高い評価を得ている。日本では、アルゲリッチ音楽祭ライヴ・ソナタ集、カザルスホールの無伴奏DVD等独自のリリースも多い。最近では名盤「24のカプリース」CD、チャイコフスキー協奏曲DVDもリリースされた。86歳の今年もルガーノ音楽祭(スイス)でのアルゲリッチとの共演、ロンドン、南アフリカ、アメリカ、デンマーク、ウクライナツアーを精力的にこなすなど、依然現役最高齢のヴァイオリニストは健在である。


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